連載コラム経営者×ベンチャーキャピタリスト=無限(∞)の可能性「世界に挑戦するベンチャーはいかにして生まれるか」

今回でこの取材コラムは8回目になりました。僕もこの取材は毎回楽しくてワクワクします。
多くの皆様にこの記事(コラム)を読んでいただいているようです。
ありがとうございます!
会合などで初めてお会いした方にもよく「読んでますよ!」、「毎回楽しみにしてます!」、「新たな氣づきありました!」などと言われてうわーWebの力はすごいとあらためて実感。そして皆さんのお言葉が素直にうれしいし、感謝の気持ちでいっぱいです。
今年も経営者とVCの素晴らしい関係、真実、感じるところ等を夜遅くから語り合う飲み会のようなノリで人間をフォーカスした取材を続けるつもりですので、よろしくお願いいたします。
さて、東京だけでない関西にも熱いベンチャーキャピタルがいる。いまーす。
NVCC藤本さん、JAIC有本さん(今は東京勤務)はタイプは全く違うが、共通しているところがあると思う。2人ともビジネスの実績(Track Record)もすごいが、誠実(初めてあったときにそう感じた)、高い志、真剣に相手のことを思い、向き合う姿勢を2人をみてて感じる。
この取材でも多くの氣づきがあったが、その中でも。
勝屋:崔さんに伺いたいんですが、これから資金調達を考えているような経営者に対して、VCとの付き合い方やVCの選び方について何かアドバイスはありますか。
崔:それぞれの経営者によって違いますから、会社によっては例えば藤本さんや有本さんと相性が合わないところもあると思います。相性というと抽象的かもしれませんが、相手との話し合いの中でキャピタルゲイン(株式売却益)以外の何かが感じられるかどうかが重要だと思います。
SeedCの崔さんのこの話は同感です。有本さん、藤本さんのようなすごいVCでなくても、誰にでもチャンスがある。それは相性だから。ただ、良い人には良い人が集まるように、結局、自分自身が人として魅力的であれば魅力的な人が集まる。人として自分自身のやり方で自己成長するようがんばることが大切なんだと氣づいた。よーし!僕も自己を成長。楽しく頑張ります!
あと崔さんのこの話(↓)、感動しました!是非読んでくださいね。
今まで会社を経営してきて一番記憶に残っていることがあります。今はもうサービスを停止していますが、「アッピーオンライン」という弊社が初めて提供したオンラインゲームがありました。
ある日僕の家に、娘さんがアッピーオンラインをやっているというお父さんから手紙が来たんです。そこには、娘は小学校2年で白血病である。あと1〜2年しか生きられない。娘は最初に男性キャラクターを選んで育ててしまったが、女性のキャラクターに変えてもらえないかと書いてありました。
そのゲームは途中で性別を変えると、それまで持っていたアイテムや武器がすべてなくなってしまうので、彼女がそれをすると生きている間に元の装備に戻せないかもしれない。だから何とかしてくれないかという手紙だったんです。娘が本当に病気であることはいくらでも証明できるから信じて欲しいとも書いてありました。
それで会社で会議をしたんですが、普通ではやっぱり無理なんですよね。その子だけ特別扱いをしてしまうとコミュニティが荒れてしまいますから。そこで、ゲーム全体で性別転換イベントというのをやることにしたんです。期間を決めて、その間に申し込んだ人は装備をそのままに性別を変えられるというイベントです。そうしたらそのお父さんから丁寧なお礼の返事が来ました。それは一生忘れられない出来事ですね。
たとえ上場ができずに何年後かに会社がつぶれてしまっても、そういう感動をいつも創れる会社であれば、それは意味のあることじゃないかと思うんです。そういう抽象的なことと現実的なことを一緒にできるような会社になりたいですね。