昨日はIBMの東京基礎研究所所長の丸山宏さんとミーティング後、丸山さんの特別のはからいで東京基礎研究所の内部の訪問をさせてもらった。入社以来はじめて東京基礎研究所のDeepなエリアへ入り込んだ。正直、こんなエリアがあるのかとビックリした!
まず初めに、地下1階にある電波暗室(IBM大和ラボの施設)である。電子機器から出る電磁波や電波は、VCCI(日本)やFCC(米国)などの規格があるが、電磁波・電波対策を行なうことをEMI(Electro-Magnetic Interference:電磁波妨害)対策と呼ぶそうだ。この電波暗室で製品の電磁波・電波の発生状況を計測・テストを行うのが目的である。またRFIDの実証実験もここでおこなっている。
↑電波暗室内〜製品からでる電波を2つのアンテナを使って計測する。
↑このサグラダファミリアみたいな物体が電波吸収体である(電波暗室内)
↑ここも電波暗室〜机は床が回転し、製品を360度測定ができる(WLAN アンテナの開発などで活躍)
↑ここは防音室。雑音のまったくない、ここでピュアな音声データをひろったり、テストをする。
他にも、マイクロデバイスの分野の光インターコネクトの開発(通常の電気によるデータ伝送容量では限界。キャビネット間やコンピューターのプリント基板間の伝送で光伝送が必要とされていて、その光ファイバーや光導波路による新しい構成や光伝送要素技術を研究開発している)や三次元回路集積実装技術の開発(独自の接合技術などを見た)を行う実験室も見せてもらった。
東京基礎研究所には素晴らしいリッチなファシリティがあり、外部の方の利用(有料で)も場合によって可能だそうだ。
東京基礎研究所の多くの方に案内・サポートいただいたが、特にフルでサポートしていただいたのは主任研究員の古関聰(あきら)さん(↑写真左)だ。古関さんはJava just-in-timeコンパイラの開発、J2EEアプリケーションの高速化の研究などをされてきたそうだ。防音室を案内していただいたのは主任研究員の倉田岳人(がくと)さん(写真右)だ。倉田さんは音声とテキストを用いた認識単語辞書の自動構築などを手がけてきた。
今回お会いした東京基礎研究所の皆さんは想像以上にとてもフレンドリーで親切だった。日本国内のハイレベルのコンピュータサイエンスの研究者集団がこんなにも心温かい人達なんて、本当に感動です。(正直!人がイイ!!)日本のIT業界の未来も明るいと思った。
丸山宏さん、新島秀人さん、三輪ひろみさん、田原真由美さん、古関聰さん、倉田岳人さん、沼田英俊さん、末岡邦昭さん、積田正浩さん〜心温かくサポートいただき、本当にありがとうございました!
帰り際に研究員の村上明子さんと会って、東京基礎研究所のウエルネスルーム(くつろぎの場・癒しのば!?)を見せてもらった。こういった空間は研究者だけでなく、広くビジネスマンにも大切だと思う。リラックスしているときこそ、良いアイデア・発想が浮かぶし、人とのつながりの場としてもイイと思う。
写真左より、村上明子さん、勝屋久
下は創立25周年(昨年)の冊子と東京基礎研究所(TRL:Tokyo Research Laboratory)のステッカー
この冊子には研究員の紹介と実際のメモ書きがあり、興味深い。下のケースは主任研究員の立花隆輝(りゅうき)さんのお話〜音声分析技術や自動構築可能なテキスト音声合成技術などの研究テーマが「日本語と英語」で記述されている。
これが立花さんのメモだ↓ ノートって大切ですよね!僕もアイデア・気づきなどよく書きます。メモります。
創立25周年(昨年)の冊子はダウンロードをすることも可能です(ちょっと重たいですが)。
このサイトの右上です→ http://www.research.ibm.com/trl/lab/index.htm